秋に心が落ち込んだら読む本 3選

秋の深まりとともに、少し気持ちが沈んだり憂いを感じたりする季節になりましたね。セボンは、自分がまったりしたいときには、心がほっこりする本を読みたくなります。

今日はセボンがお気に入りの本たちを3冊紹介しますね。

1. 重松清『ポニーテール』

あらすじ

小学四年生のフミと、六年生のマキ。ふたりは、お互いの父と母の再婚できょうだいになったばかり。おねえちゃんと仲良くなりたいフミだったが、無愛想なマキの心がわからずに泣いてしまうことも。マキはマキで、新しくできた妹に戸惑っていた。そして、姉妹を見守る父と母も、「家族」の難しさに、迷ったり、悩んだり……。四人家族ひとりひとりの歩みを見つめた、優しさあふれる物語。

おすすめポイント

親の再婚によって突然「家族」になった4人が、不器用ながらも少しずつお互いの距離を縮めていく姿を描いた作品です。最初から完璧な家族なんていなくて、迷ったりぶつかったりしながら「家族になっていく」プロセスの愛おしさに胸が熱くなります。それぞれの立場や葛藤が優しく描かれているため、秋の静かな夜に読むと心がじわっと温かくなります。

2. 森沢明夫『だいじなことこそ小声でささやく』

あらすじ

マッチョで強面だけど、心は乙女で料理上手のオカマバーママ・ゴンママ。彼(彼女)が経営するジムやスナックに集まるのは、職場や人間関係、恋愛に悩みを抱えた不器用な人々ばかり。ゴンママは、彼らの心にそっと寄り添いながら、じんわり心に染み渡る言葉をかけていきます。

おすすめポイント

疲れた心にすーっと効くサプリメントのような一作です。登場人物たちが悩みながらも前を向いていく姿に、「自分もこのままでいいんだ」と優しい自己肯定感をもらえます。一話完結型なので読み進めやすいですよ。クスッと笑えるシーンもたくさんあります。

3. 森絵都『つきのふね』

あらすじ

ノストラダムスの大予言が迫る1998年冬。中学2年生のさくらは、ある万引き事件をきっかけに親友の梨利を思わず裏切ってしまい、気まずさから居場所を失っていました。彼女の唯一の心の拠り所になったのは、心優しい青年・智(さとる)でした。智との交流を通して、不器用で傷つきやすい中学生たちが、壊れそうな現実と葛藤しながら必死にもがく青春物語です。

おすすめポイント

一番の魅力は、後半からラストにかけて物語が一気に加速する「疾走感」です!

それぞれに事情や悩みを抱え、崩れかけていく日常の中で、勝田くんが仕掛けたひとつの「嘘の予言」をきっかけに物語はクライマックスへとなだれ込みます。過去の後悔や未来への不安という重い霧を突き抜け、大切な存在のために走る登場人物たちの姿には胸を打つ勢いと爽快感があり、読み終えたあとには澄み切った希望と静かな温かさが残ります。

以上、秋に読みたいセボンのおすすめ3冊でした!ぜひ読んでいただければ嬉しいです♪

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