その瞬間、僕は『僕の大好きな家族みんなが、10年後も元気なんだ、すごくうれしい』と心の中で叫んだ。名前の呼び方なんてどうでも良い、ずっと、ずっと、みんなが元気なことが一番うれしいことで、それは一生変わらない。僕は幸福感をかみしめながら、みんなを改めて見た。お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、みんな10年分歳をとっていても、僕の大好きな家族に変わりない。
あれ?お父さんの声も、さっきちゃんと聞こえたのに、お父さんはいない風になぜが感じて、思わず僕は、ここは夢の中ということを忘れて、「お父さん」と大きな声で呼んだ。後ろ姿はおじいちゃんみたいな男の人が、不思議そうな顔で振り返っった。
その顔を見た瞬間、僕は笑った。おじいちゃんと、そっくり。一番そっくりなのは、髪型で、おじいちゃんのように、ピカピカに光っていた。
僕は、笑いながら、幸福感とそのピカピカの光に包まれながら、目が覚めて、リビングに行き、みんなに、「昨日は、本当にどうもありがとう」と大きな声で心から言った。
みんな、にこにこしている。お父さんの、薄くなってきた髪を気にしながらのにこにこ顔に、僕は吹き出しそうになるのを必死にこらえた。

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