AIは果たして障害者の助けになるのか?これからのAIとの向き合い方

ここ数年で、AIはぐっと身近になりました。質問に答えてくれるだけでなく、最近では仕事を代わりに進めてくれる「AIエージェント」も登場しています。ただ、こうした最新の機能を使いこなしているのは、まだ一部の人だけです。

大切なのは、最新の機能を追いかけることではありません。自分の暮らしの中で、AIとどう付き合っていくかです。

AIは「なんでも聞ける相手」

AIのいちばんの良さは、いつでも、何度でも、気兼ねなく聞けることです。

人に聞くのは気が引けるような小さな疑問。説明を一度で理解できなかったときの聞き直し。うまく言葉にできない気持ちの整理。AIは同じことを何度聞いても嫌な顔をしませんし、自分のペースで付き合ってくれます。

たとえば、こんな使い方があります。

  • 役所や病院の書類に出てくる難しい言葉を、やさしく言い換えてもらう
  • 通院や面談の前に、伝えたいことを箇条書きにまとめてもらう
  • メールやメッセージの文章が失礼でないか確認してもらう
  • その日の出来事や気持ちを話して、頭の中を整理する

思った答えが返ってこないときは

とはいえ、質問しても理想の答えが返ってこない、ということもあるでしょう。うまく質問しなきゃ、と身構える必要はありません。そういう時は、こう聞いてみればいいんです。

「さっきから同じ答えばかりだけど、どうしたら違う答えにしてくれるの?」

こう問うだけで、AIの方から「どんな場面で使いますか?」などと質問してくれます。それに一つずつ答えていくだけで、答えがぐっと自分向けになります。

AIと付き合うときに気をつけたいこと

便利なAIですが、付き合い方にはいくつか注意点があります。

一つ目は、AIの答えがいつも正しいとは限らないことです。AIはもっともらしく間違えることがあります。お金や制度、体のことなど大事な判断は、支援者や専門家にも確認しましょう。

二つ目は、個人情報を入れすぎないことです。名前や住所、障害者手帳の番号などは入力しないようにしましょう。

三つ目は、AIは人の代わりではないということです。AIは話し相手にはなってくれますが、あなたの生活を一緒に見守ってくれる支援者や家族、仲間の代わりにはなりません。AIで整理したことを、人に相談するきっかけにする。それくらいの距離感がちょうどいいのです。

まとめ

AIは、障害のある人の「困った」を少し軽くしてくれる道具です。最新の機能を使いこなせなくても大丈夫。まずは、気軽に聞ける相手として使ってみることから始めてみてください。

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